さすが観光地の玄関駅

高知へ行ったときのこと、行きは高速バスを利用したのだが、帰りは時間の都合でＪＲで帰って来た。そのとき高知駅のホームの自動放送を聞いて驚いてしまった。ＪＲ四国の自動放送は列車が接近することだけを告げる簡単な包装しかしないと思っていたからだ。
なんと高知駅の自動放送はアンパンマンの音楽が流れその後放送が入るのだが、その放送内容が、行き先、列車種別を告げていた。「○○のりばに○○発○○行きが○○両で到着します」などと。さらに下りと上りの放送を男女で区別している。下りを女性の声で、上りを男性の声で放送していた。
京阪神や首都圏では聞き慣れた放送だが、高知駅でそれと同じような放送が流れていたとは、高松駅でこのような放送が流れていてもさほど不思議ではないと思うけど、高松駅は残念ながら定番の「○○のりばに列車が到着します」だけの簡単な包装である。
高知駅はＪＲ四国の駅としては最初に自動改札が設置された駅でもある。駅舎も近代的な童夢型をしているし、構内も白で統一されて、南国土佐の玄関口にふさわしい建築になっている。とくにシンボルの大屋根が目立つ。くじらドームと言う愛称が付けられている。
最初ホームで自動放送を聞いたときには、四国にはない詳細な案内に驚いたけど、なるほど、これも観光名所の南国土佐の玄関駅にふさわしい旅気分を盛り上げる素材になっているのだと思った。

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